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Luminoxの2025年初コラボレーション・モデルは、人気ファッション・ブランド【SOPHNET.】とのWネーム第2弾

2025年02月26日

大反響の第一弾に続き、日本を代表するファッションブランド「SOPHNET.」とのWネーム第二弾が実現

世界各国の公的機関だけでなく、様々なブランドとのコラボレーションを実現してきたLuminox。2025年初となるコラボレーションは人気ブランド【SOPHNET.】とのWネーム。2025年1月発売。

ルミノックスは、スーパーコピー 時計 代金引換優良サイト米海軍特殊部隊Navy SEALsとの共同開発により1994年に原点となるORIGINAL NAVY SEAL 3000 SERIESが誕生して以来、原点である同シリーズは時代を超えて愛され続けるモデルとなりました。第二弾となる今回も、ルミノックスの中でもミリタリーウォッチ完成形ともいえる代表モデルのRef.3001MILSPECのベースを尊重し、大事なポイントはそのままに新しさを追求し企画されました。

多くの反響があったコラボレーション第一弾で印象的だったのは、ルミノックス独自のCARBONOX™+金属プレートが演出するベゼルカラー。ダイバーズウォッチはベゼルの2トーンカラーで印象が大きく変わります。カラーを一新した今回の第二弾モデルもシンプルなデザインと機能美が特徴です。

2022年発売第一弾コラボモデル

[SOPHNET.]
1998年『SOPH.』設立。ミニマムなデザインを軸に、洗練された日常着を求めてスタート。後にブランド名を『SOPH.』から『SOPHNET.』へ改名。サープラスの用途に忠実なディテールや、アウトドアの機能を追求した素材などに着目し、その高い機能性をカジュアルな日常着に採用したコレクションを展開。ファッションに機能性を取り込むことが、都市生活者の快適なリアルクローズであるという理念は、その後のストリートファッションに少なからず影響を与え、革新的な視点が注目を浴びる。ストリート、アウトドア、トラディショナルなど、現代のメンズファッションには欠かせない要素をすべてトータルで併せ持つ、ドメスティックブランドの成熟に貢献した代表格として、今なお進化している。


コントラストが効いたベゼルだけでなく、【SOPH.】ロゴを文字盤にデザイン、裏蓋には両ブランドのロゴとエディションナンバー入りとなっています。さらに今回は特製ケースにパッケージングした各300本限定の特別仕様。


ケースには軽量且つ耐久性に優れたCARBONOX™を使用し、防水・耐圧性能を高めた2重のリューズ構造を採用することで200m/20atmの防水性能によりアウトドアでも活躍できる両ブランドらしいファッション性の高いモデルと言えるでしょう。


自己発光システム「ルミノックス・ライト・テクノロジー」を搭載。最長25年間発光。

【概要】
Luminox SOPH.

3001 SOPH.BRG
品番:JAN 4549384055801
価格:¥73,700(税込)
発売中

Luminox 3001 SOPH.BG
品番:JAN 4549384055795
価格:¥73,700(税込)
発売中

ムーブメント: Ronda 515(スイスクォーツ)
ケース:CARBONOX™
・ケース径・厚:43mm、11mm
・防水:200m、20atm
・ベゼル:逆回転防止機能
・風防:ミネラルクリスタルガラス
・裏ブタ:ステンレススティール/シリアルナンバー入り
ベルト:天然ラバー
電池寿命:製造から約4年
スイスメイド
販売:SOPH.shop、Luminox直営店、一部の正規販売店、SOPH. ONLINE STOREおよびLuminox公式サイトにて発売中。


【お問い合わせ】
Luminox TOKYO(ルミノックストウキョウ) 
東京都渋谷区渋谷1-22-1CHビル1階 TEL:03-5774-4944

ブローバ <クラシック サーベイヤー>~大胆なフルスケルトンダイヤルが特徴のオートマチック 3 モデルが新登場

2025年02月26日

創業以来約150 年もの間、革新的な時計を生み出し続けてきたアメリカ時計ブランド「BULOVA(ブローバ)」は、タイムレスで洗練された時計が揃う「クラシック コレクション」より、新たに、大胆な全面スケルトンダイヤルが特徴のオートマチックモデル、3 型を発表します。

ブローバのコレクションの中でも、長年にわたり高い人気を誇る自動巻きのスケルトンウォッチ。新作は、大胆なオープンワークを施したフルスケルトンダイヤルを実現。さらに時計のケースバックもシースルー仕様なので、スーパーコピー 代引き 口コミ第1位裏側からもムーブメントの細部まで楽しみ尽くせるデザインが最大の特徴です。

ダイヤルは、力強い迫力あるスケルトン仕様でありながら、ムーブメント上のペルラージュ装飾や、スリムなバーインデックスや時分秒針を取り入れることにより、クラシカルな上品さも感じられるデザインに仕上げました。12 時位置にはブローバのアイコンである、音叉マークをレイアウト。面取りして立体的なインデックスを、それぞれのカラーリングに合わせたリングの上に配することによって、しっかりと視認性も高めています。

カラーバリエーションは3 色で、シルバーベースにブラックのカラーリングでモダンシックな雰囲気のモデル、明るめのブラウンストラップにローズゴールドを合わせたモデル、そして、ストレートタイプのブレスレットにブルーの遊び心を加えたモデルの3 本をご用意しました。こだわりあふれるブローバならではのクラシックウォッチです。

【概要】
クラシック サーベイヤー
品番:(画像左より) 96A310、 97A175、96A292
税込価格:(96A310)56,100 円、(97A175、96A292)61,600 円
発売中

ムーブメント:自動巻き
ケースサイズ:径41mm /ケース厚12.2mm
ケース素材:SS SS ローズゴールドPVD SS
ストラップ素材:カーフレザー SS
防水:3 気圧防水

【お問い合わせ】
ブローバ相談室 TEL: 0570-03-1390
受付時間: 9:30~17:30 (祝日を除く月~金)

[BULOVA]
BULOVA(ブローバ)は、1875 年にジョセフ・ブローバがニューヨークで創業し、約150 年の歴史を持つ老舗アメリカ時計ブランドです。数々の先進的な技術をもとに時計市場を牽引し、1960 年の世界初の音叉式腕時計”アキュトロン”、2016 年のカーブしたクロノグラフムーブメント搭載の”カーブ”など、数々の「世界初」を発表してきました。これまでの伝統を守りつつ、これからも独自のデザインとテクノロジー、そして優れた品質を合わせ持つ時計を世界中へ届けていきます。

オメガ今年初の新作発表「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト 」

2025年02月25日

オメガ、今年初の新作発表~2025年新作「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト」

1969年に人類が月面に降り立って以来、オメガ「スピードマスター」は、途絶えることのない絆を夜空と結んできました。この繋がりを祝し、オメガが今年最初に発表するのは、新作「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト」です。

オメガスーパーコピー 口コミ第1位新作は43mmのステンレススティール製で、2モデルが登場します。どちらも2種類の隕石を使用し、南北両半球の月の満ち欠けを示すムーンフェイズ機能を備え、さらには新キャリバーを搭載するなど、魅力あふれるタイムピースとなっています。
まず注目すべきは、鉄隕石があしらわれたダイアルでしょう。古代宇宙からの贈り物である鉄隕石は、個性的なリボンのような唯一無二の模様をつくり出します。この鉄隕石にブラックPVD、またはガルバニックグレーを施すことで、更なる美しさをダイアルにもたらしています。

これまでの“ムーンフェイズ”には見られなかった、こだわりのディテールもちりばめられています。6時位置のムーンフェイズ表示には、カボションシェイプの2つの月隕石があしらわれ、回転しながら南北両半球の月相を楽しむことができます。このサブダイアルの背景には、アポロ11号の歴史的な瞬間に夜空に輝いていた星たちが描かれており、これらはスイス・ビエンヌにあるオメガ本社から見上げた当時の星空を再現しています。

3時位置のサブダイアルは60分と12時間積算計で、9時位置はスモールセコンド表示に加え、 シュウ酸アルマイト処理を施したアルミニウム製の赤い針で日付を指し示します。

今回オメガは、このタイムピースの魅力的な機能の動力源として、新しい手巻きのコーアクシャル マスタークロノメーター キャリバー9914を開発しました。15,000ガウスの耐磁性を備え、スイス 連邦計量・認定局(METAS)が認める業界最高水準の精度とクロノメーター性能を保証します。 特別な仕上げが施されたこのムーブメントは、フラットなサファイアクリスタル ケースバック越しに眺めることができます。

各モデルの特徴
ブラックPVDベースに、ブラックPVD加工を施した隕石ダイアル
- 18Kホワイトゴールドの針とインデックス
- ホワイトエナメルのタキメータースケールを備えたブラックセラミック製ベゼル


ブルーPVDベースに、ガルバニック グレー加工を施した隕石ダイアル
- ブルーPVD加工を施した18Kホワイトゴールドの時・分針とインデックス、サブダイアルには18Kホワイトゴールド製の針
- ホワイトエナメルのタキメータースケールを備えたブルーセラミック製ベゼル


どちらもポリッシュとブラッシュ仕上げのブレスレットが合わせられており、オメガが特許を取得しているコンフォートリリースシステムを備えています。スピードマスターが紡いできた“月”との レガシーを、地球上のどこにいても常に想起させる完璧な仕上がりとなった新作の誕生です。


【概要】
スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト
品番:(画像左より)304.30.43.52.01.001、304.30.43.52.06.001
価格:各¥2,640,000円 (税込)
発売日:1月17日より直営ブティックで発売開始後、順次、正規取扱店にて発売。

ムーブメント:Cal. 9914(手巻き)
・45石
・毎時28,800振動
・パワーリザーブ60時間
・マスター クロノメーター認定
ケー ス:ポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティール製
・直径 43mm/厚さ13.6mm
・防水性 50m
・両面に無反射コーティングを施したサファイアクリスタル製のボックス型風防ガラス

ハリー・ウィンストンがバレンタインデーを祝した特別な限定タイムピース「HW プルミエール・バレンタインデー オートマティック 36mm」を発表

2025年02月25日

「HW プルミエール・バレンタインデー オートマティック 36mm」~ジュエリーの技術をタイムピースに


2025年のバレンタインデーを記念して、「HW プルミエール」コレクションに特別なタイムピースが新たに加わります。手作業でカットされたハートシェイプ・ルビーを守るかのようにイバラ(茨)のモチーフをあしらうことで、「愛する人を守ることの大切さ」を表現。文字盤上に連なる11個のハートシェイプ・ダイヤモンドが時の流れを告げるこのタイムピースは、ハリー・ウィンストンのルイヴィトンバッグスーパーコピーN級品時計製造のサヴォアフェール(匠の技)を物語るピースです。


至高の輝きを放つハイジュエリーで世界的にその名を馳せるハリー・ウィンストン。この新作タイムピースは、そのハリー・ウィンストンの原点を雄弁に物語ります。ハリー・ウィンストンがブランド初のタイムピース・コレクション、「HW プルミエール」をデザインした際に目指したのは、創始者ハリー・ウィンストンが生み出したダイヤモンドを中心としたデザイン、最高峰のジェムストーン、そして唯一無二のクリエイティビティをケースとダイヤルに余すことなく反映することでした。加えて極めて精巧なジェムセッティングの技術を時計製造に応用することで、純然たるジュエリー・タイムピースが誕生しました。

ハリー・ウィンストンのハイジュエリーのレガシーを継承した「HW プルミエール・バレンタインデー オートマティック36mm」。ダイヤルの12時位置には、手作業でカットされた大きなハートシェイプ・ルビーがゴールドの爪でセッティングされています。また、このルビーには、ローズゴールドのイバラ(茨)のモチーフがあしらわれ、「愛する人を守ることの大切さ」を象徴しています。ダイヤル上で時の流れを告げるのは、11個のハートシェイプ・ダイヤモンド。12時位置のルビーに近づくにつれて大きくなるように、美しく配置されたダイヤモンドもまたゴールドの爪でセッティングされています。

文字盤の中心を取り囲むように「グレインセッティング」で配されているのは、44個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド。これもハイジュエリーで使用される複雑な技法で、ストーンを固定する4つの小さなゴールドの爪がほとんど見えないため、光の輪が燦然たる輝きを放ちます。ダイヤルの中央には、同じく「グレインセッティング」で34個のラウンド・ブリリアントカット・ルビーがバラの花びらのように散りばめられています。ルビーのクラウンの部分のみを見せるため、ゴールド製リップで固定されています。ハートシェイプの多面的
なファセットと、多様なセッティング技法により、ジェムストーンが様々な高さに浮かび上がるボリューム感のあるダイヤルが誕生しました。

ラグジュアリーなケース
ニューヨーク5番街にあるハリー・ウィンストン本店の有名なエントランスアーチを想起させるラグのデザイン。ハリー・ウィンストンの代名詞であるダイヤモンドが惜しみなくあしらわれたこのタイムピースの18Kローズゴールドのケースには、まばゆい輝きを放つ57個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドが配されています。また、リューズとラグにはダイヤモンドがキューレット側を表面にして配されています。

スイス製機械式自動巻きムーブメント
パワーリザーブ40時間、長期間にわたり高い精度を保つスイス製機械式自動巻きムーブメントを搭載。サファイアクリスタルのケースバックからは、ローズゴールドのルーターとサーキュラー コート・ド・ジュネーブ及びグ
レイン仕上げが施されたムーブメントをご覧いただけます。

特別なタイムピース
2月14日のバレンタインデーにちなみ世界限定14本限定の「HW プルミエール・バレンタインデー オートマティック 36mm」は、17個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドがセッティングされた18Kローズゴールド製アルディロンバックル付きホワイト・アリゲーターレザーストラップが付属します。ひと際ロマンティックなこのタイムピースは、真っ赤なハートとゴールドのイバラ(茨)があしらわれた楕円形の純白のギフトボックスと共にお届けします。


【技術仕様】
HW プルミエール・バレンタインデー オートマティック 36mm
PREMIER VALENTINE’S DAY AUTOMATIC 36MM
リファレンス:PRNAHM36RR036
コレクション:HW Harry Winston The Premier Collection
価格: 10,054,000(税込)
限定:世界限定14本モデル
直営サロン限定販売

ムーブメント:キャリバーHW2010(機械式自動巻き)
・石数:20
・振動数:21,600回/時(3 Hz)
・仕上げ:18Kローズゴールド・スケルトン加工ローター
・サーキュラー コート・ド・ジュネーブ
・ロジウムメッキ
・サーキュラーグレイン
・パワーリザーブ約40時間
・機能時、分表示
ケース:18K ローズゴールド
・ケースサイズ:直径36 mm/厚さ9.54 mm
・ガラス両面反射防止コーティングサファイアクリスタル
・ケース背面シースルーバック、サファイアクリスタル
・防水性3気圧
・ジェムセッティング(ケース):ラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド57個
ダイヤル:18Kゴールド、ホワイト マザー・オブ・パール
・ジェムセッティング(ダイヤル):ラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド44個(約0.16カラット)
・ハートシェイプ・ダイヤモンド11個(約0.65カラット)
・ラウンド・ブリリアントカット・ルビー34個(約0.05カラット)
・ハートシェイプ・ルビー1個(約0.32カラット)
ストラップ:ホワイト・アリゲーターレザー※アリゲーターレザーストラップ-原産地:ミシシッピ
エルメススーパーコピー 激安通販バックル:18K ローズゴールド製アルディロンバックル
・ジェムセッティング(ストラップ/ブレスレット):17個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドをセット(約0.15カラット)
[総カラット数]
・ラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド118個(約2.67カラット)
・ハートシェイプ・ダイヤモンド11個(約0.65カラット)
・ラウンド・ブリリアントカット・ルビー34個(約0.05カラット)
・ハートシェイプ・ルビー1個(約0.32カラット)
※製品の仕様については予告なしに変更される場合があります


【お問い合わせ】
ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション
TEL:0120-346-376

カール F・ブヘラの新時代を象徴する「マネロ・ペリフェラル」というダイナミックなキーワード~インプレッション・レポート

2025年01月16日

これまで、ランゲを着けていても、パテックを着けていても、一度も言われたことのない言葉だった。
もちろんイベント会場やオフ会だったら何度か経験もしているけれど、偶然に隣り合わせた飲食店のカウンターで、さわやかな若い紳士から日常生活では初めて、その言葉をかけられた。

「素敵な時計をお着けですね...」

ロレックス スーパーコピーふいにかけられたこの言葉に、ちょっと誇らしげな気持ちになってお礼を言うと、そのさわやかな紳士は続けて話しかけてきた。
それもまた、これまでトゥールビヨンを着けていようが、ミニッツリピーターを着けていようが、イベントやオフ会を除く日常生活において、一度たりとも言われたことのない言葉だ。

「ちょっと拝見してもよいですか」

"もちろんです"と応じ、時計を外して渡すと、それを受け取った紳士はおそらくブランド名を読み取ろうとしているのだろう、文字盤を透かすように見つめている。ちなみに紳士が左腕につけているのは、ラバ―ストラップの「シーマスター アクアテラ150M」。好感の持てるセレクトだ。そして、文字盤を見ていた紳士が顔をあげて訊ねてきた。

「なんというブランドですか?」

そう来るだろうと思っていた自分は、すっかり相好を崩していたに違いなく、すでに"語りモード"の準備を充分に整えつつこう答えた。

「カール F・ブヘラというブランドで、これは『マネロ・ペリフェラル』と言うモデルです」

こうしてしばしの時計談議をすることになったのだが、紳士が目を惹かれた一番の点はそのデザインだったという。
しっかりとしたケーシングに映えるサーキュラーブラッシュ仕上げ文字盤の輝き。着用していたモデルはサーモンだったが、6時位置に大胆に塗られたブラックのスモセコと3時位置のデイト、そしてそこにエッジの鋭いアロー型のインデックスと針がセットされ、絶妙なデザインバランスと視認性を生んでいる。ドレス・ウォッチにかかせない品の良い高級感と、ドレス・ウォッチにはなかなか出せないデザイン的な先進性が兼ね備えられているのだ。

過去のブヘラのデザインはオーソドックスなものが多かったが、繊細なナチュラルカラー(ブランドはアースカラーと呼んでいる)をベースにブラックで要所を締めるセンスは、創業135周年を迎える今年(3月)、満を持して発表されたこの新色「マネロ ペリフェラル」の斬新さとともに、ブヘラの新たなチャレンジと時代性とを物語っているといえる。

さきほど"しっかりとしたケーシング"と書いたが、それはゴツイという意味ではない。ステンレス・スティール製のケース厚は実測値で11.2mmなので見た目よりはむしろ薄く、装着感は軽やかだ。ブレスレットもしなやかでこの価格帯のモデル(税込価格1,298,000円)としてはピカイチの出来で、さらには日本発売分に限り、インターチェンジャブルなハイブリッド ラバーストラップが付属してしまうという大盤振る舞いなのである。

些細なことかもしれないが、ブレスのバックル部分の、閉じると隠れてしまう部分や噛み合わせのパーツにまで、ペルラージュに似た連続模様の仕上げが施されていたりするのも、見つけると嬉しく思える点だ。こんなところにもブヘラの真摯さが滲み出ていて、とても好感が持てる。

こうしたデザインの話やカール F・ブヘラというブランドのヒストリーなど、ひとしきり紳士とお話したのだが、実はそれはまだこの時計についてのイントロダクションに過ぎない。
「マネロ・ペリフェラル」というネーミングどおり、このモデルの肝はケースの内側にある、ペリフェラル・ローターを組み込んだ自動巻きムーブメントにある。

ペリフェラルは、一般的な自動巻き時計に使われる扇状のローターとは異なり、リング式のローターをムーブメント外周に組み込む機構で、この考え方自体はかなり古くから発想されていたものの、技術的に非常に難しい点が多く、1955年にポール・ゴステリが開発に成功し特許を取得した後も、安定的に実用化できるまでにはさらに半世紀近い時間を必要とした高難度な機構なのである。

難しいぶん、利点も多い。ブヘラ以外にも各社がこの機構を採用しているが、ブヘラの場合、ローターが結合しているのは滑らかな回転を促すボールベアリング部分のみで、地板やブリッジとは接合していない。そのため余計な摩耗を最小限にできるうえ、躯体がリング形状のしかも両方向巻上げなので運動効率も格段に良いし、ローターを外周に配した結果、ムーブメント自体を薄く(小さく)できる。加えて、扇型のローターのような遮蔽物がないため、オートマチックなのに裏スケからムーブ全体が見渡せるという、マニアックな愉しみも増える。

こちらのペリフェラル・ローターに関しては、非常に大事なポイントなので、CCFan氏にさらなるメカニカル分析を、以下のブログでおねがいしている。どうかそちらも参照していただきたい。

数分前まで見ず知らずだった方と、あっという間に親しく話せるのが時計趣味の良い処で、しかもこのカール F・ブヘラの発祥の地、ルツェルンには個人的な思い入れもあり、それに加え、お話しているうちにこのモデルに対する自分なりの新しい発見が多々あったので、久しぶりにインプレッション・レポートを書いてみた次第であるが、最近、時計の値段がどんどんと高くなっていく中、このクォリティーにラバ―ストラップまでついてこの価格というのは、逆に"大丈夫?"とちょっと心配になるくらいで、皆さんもぜひ一度、店頭で手に取って吟味していただきたいと願うところである。

最後に2023年のC F・ブヘラだが、これから発表が予定されているモデルでも、ますますデザイン性に拍車をかけると公言している。冒頭の若い紳士もブヘラはご存じなかったようだが、今後、より多くの時計ファンににアピール&アプローチしていくと思われるので、ぜひぜひ注目していただきたい。

【お問い合わせ】
SwissPrimeBrands株式会社
電話: 81 (0)3 6226 4650

[カール F. ブヘラ]
カール F. ブヘラは1888年の創業以来、卓越性、革新性、情熱の代名詞となってきました。創業者のパイオニア精神とホームタウンであるルツェルンで育まれたコスモポリタン精神を特徴とし、今では世界中でその存在を認められるグローバルブランドとして成長しております。また、スイスでも数少ない独立したオーナー経営による時計メーカーのひとつで、現在は3代目となるヨルグ・G・ブヘラがグループを率いています。

カール F. ブヘラが製造するコンテンポラリーな時計は、オメガ スーパーコピー独自のデザインと最高の精度、優れた機能性を兼ね備えています。そして技術の革新に取り組んだカールF. ブヘラは、ペリフェラル技術のマーケットリーダーです。ペリフェラル式自動巻きシステムの特許だけでなく、外周で支えるトゥールビヨンキャリッジとミニッツリピーターレギュレーターで、「フローティングトゥールビヨン」の特許も取得しました。さらにCFBマスターラボと名付けられたカスタムオーダービジネスは、最高の創造力と創意工夫を表現したオンリーピースを作り出すために、お客様を第一に考えるというブランドの姿勢を最大限に発揮しています。

カール F. ブヘラ、ペリフェラルローターを「読む」

2025年01月16日

カール F. ブヘラ自社キャリバーの特徴である「ペリフェラル」技術、今まで何度か断片的に触れてきたこの技術について、改めてふり返ってみたいと思います。

まず、自動巻きの動きから考えてみましょう。
外周部に錘をつけた回転体(ローター)をムーブメントに取り付け、手首の動きを錘の動きに変換、フェンディ スーパーコピーその回転からエネルギーを取り出して香箱を巻き上げる機構です。

効率よく巻き上げるための指標として、ローター回転から取り出せるトルクを検討します。
トルクはてこの原理より、回転中心から力が加わる点(錘の重心)の距離×錘が発生させる力(質量×重力加速度=力)で定められるため、なるべく重く、なおかつ回転する半径が大きいほどトルクが大きくなる、と見做すことができます。
効率を良くしたい、と考えた場合にムーブメント直径すべてを覆うような「フルローター」が主流になった理由でしょう。
フルローターの欠点として半円状のローター部品がムーブメントを覆ってしまうため、特に高級な仕上げを施した高級機で見た目をスポイルしてしまうという問題があり、昨今では小型化したローター(ムーブメント直径の半分~3分の1程度)を地板に埋め込む「マイクロローター」を採用したムーブメントも作られています。
こちらはローターが覆わなくなるため美観を損なわない、重なりを減らすことでムーブメント自体を薄型化することが出来る、と言うメリットはありますが、逆にトルクを確保するために錘自体の質量を大きくする必要があるため軸への負担が相対的に増加するという問題はあります。

さて、フルローターがムーブメントを覆う理由は回転軸が中心にあり、外周部の錘部分までスポークを伸ばさないといけないためでした、改めて考えると、フルローターと同じように外周部に錘を配置し、中央の1軸ではなくムーブメントの外周部で保持すれば回転半径が大きいままムーブメントを遮らずに自動巻きが実現できないでしょうか?
これが錘を外周部(ペリフェラル)に配置する「ペリフェラルローター」の基本的な考え方です。

ペリフェラルローターの発想自体は古く、1955年ポール・ゴステリによる特許(No.322325)の取得から始まりますが、当時の技術力では量産することが難しく、効率よく巻き上げるための要素技術であるベアリングなどもまだまだ未熟でした。

カールFブヘラがこの技術に着目したのは2005年、自社キャリバーの製作を目指した際に効率の良さと薄型化の両立のために採用し、2008年に自社キャリバーA1000として完成させ、ペリフェラルロータームーブメントをシリーズ生産したブランドとなりました。

2008年のA1000からスタートしたペリフェラル技術は、2016年のA2000キャリバーでCOSCを取得、2018年のT3000キャリバーではトゥールビヨンを「ペリフェラル」技術で保持して同じくOCSCを、更に2021年のMR3000ではトゥールビヨン+ミニッツリピーターを実現しました。

では、具体的には同やっているのでしょうか?

巻き上げ輪列の透視図を見れば一目瞭然です。
センターの軸の代わりに3つのボールベアリングで支持されたピンがリング状の錘を支えており、これにより中心軸が無くてもリングは回転することが出来ます。
ピン自体にDLC加工を行って摩擦を低減し、ボールベアリングにも耐久性に優れて摩擦が小さいセラミックボールを使い滑らかな回転を実現しています。

ペリフェラルローターは外周にしかないため、手巻きムーブメントのように常にムーブメントの全容を眺めることが出来ます。

3つのピンとベアリングにはそれぞれ衝撃が加わった時にバネ要素を使って衝撃を受け流すダイナミック・ショック・アブソーバー(DSA)と名付けられた機構が備えられ、衝撃が巻き上げ輪列まで伝わらないように工夫されています。
錘は比重の大きいタングステンで作られ、必要なトルクを生み出しています。

何よりフルローターと違い錘とムーブメント輪列を同じ層に納めることが出来るため、ムーブメントを薄くし装着感を向上させることが出来ました。
また、両方向巻き上げで両方向で錘が適度にダンプされた動きになるため、片方向巻き上げ自動巻きにありがちな錘が高速回転することもなく自動巻きという事をあまり意図せず使えます。

はじめて実現したA1000キャリバーからCOSCを取得し、コンプリケーションのベースとしての「基幹キャリバー」として実現されたA2000への進化において、高振動化・フリースプラング化など安定性を高める技術のほか、ペリフェラルローターを支えるDSAも受けと衝撃吸収用スプリングを一体化した実装にするなどよりスマートな実装になっています。


A1000のパーツ、受けとバネが別


A2000のパーツ、受けとバネを一体成型

さらにペリフェラルを「アイコン」として、トゥールビヨンの駆動と支持を外周で行うT3000。


ナイキ スーパーコピーローター同様外周のボールベアリングで支持されるペリフェラルフローティングトゥールビヨン。

T3000をベースにペリフェラル式ガバナーのリピーターユニットを搭載したMR3000と


「ペリフェラル」をブランドのアイコン、と定め、自動巻きでだけではなくトゥールビヨン、ミニッツリピーターと開発を進めたブヘラ。
これからも独自の方向性を貫いてほしい、と思います。