作品一覧

ロジェ・デュブイ「エクスカリバー モノフライヤー トゥールビヨン タイタニウム」:極限の軽量と究極のスケルトン

2026年01月20日

ロジェ・デュブイ「エクスカリバー モノフライヤー トゥールビヨン タイタニウム」:極限の軽量と究極のスケルトン
「過激さこそ美学」――。スイス・ジュネーブを拠点とする独立高級ブランド、ロジェ・デュブイ(Roger Dubuis)が2025年に発表した新作、エクスカリバー モノフライヤー トゥールビヨン タイタニウム(Ref. RDDBEX1112)は、その哲学を体現するかのような一本だ。
全チタン製のケース、極限まで削ぎ落とされたスケルトン構造、そして7時位置に配置されたシグネチャー・トゥールビヨン。スーパーコピー時計 代引きこれらすべてが「装飾ではなく、構造そのものが美である」というブランドの信条を物語っている。
🪶 100グラムという驚異の軽量
ケース径42mm、厚み12.62mmと、見た目は存在感があるにもかかわらず、その重量はわずか約100グラム。これは同サイズのステンレスモデルの約60%、ゴールドモデルに比べれば半分以下の軽さだ。
秘密は、Grade 5チタン(Ti-6Al-4V)の全面採用にある。この航空宇宙産業でも使われる高強度・低密度の合金は、耐食性・生体適合性にも優れ、長時間の着用でも肌への負担が極めて少ない。
さらに、ブレスレットも同素材で一体成形されており、リンクの各部には手作業による面取りが施され、快適なフィット感を実現。独自のクイックリリース機構により、工具不要でストラップ交換も可能だ。
🔍 スケルトンの芸術:五芒星の構造美
文字盤は“ほぼ存在しない”。代わりに、マイクロメートル単位の精度で彫り抜かれた機械構造が視覚の主役となる。
中心から放射状に広がる巨大な五芒星(ペンタグラム)は、ロジェ・デュブイの象徴ともいえるモチーフ。この星形は単なる装飾ではなく、実際のメインプレートとして機能しており、機械的役割と美的価値を完全に融合させている。
五芒星はディープグレーで処理され、光の当たり方によって複雑な陰影を生み出す。これにより、静止しているはずの機械が、まるで呼吸しているかのように生命感を帯びる。
⏳ 7時位置のシグネチャー・トゥールビヨン
7時位置に配置されたモノフライヤー・トゥールビヨンは、このモデル最大の見せ場だ。
フレームは上下で素材を分け、下部は軽量なチタン、上部はケルト十字架をモチーフにしたポリッシュ仕上げのアームで構成。回転時に光を反射し、ダイナミックな輝きを放つ。
また、トゥールビヨンキャリアにはブラックの秒針が取り付けられており、実用的な秒表示も兼ねている。偏心配置ゆえの重心バランスの難しさを克服したこの設計は、ロジェ・デュブイの技術力の高さを如実に示している。
⚙️ 日内瓦印認定 Cal. RD512SQ
心臓部には、手巻きムーブメント Cal. RD512SQ を搭載。部品数は194個、すべてが職人の手で組み立てられ、16種類以上の装飾技法が施されている。
このムーブメントは、スイス・ジュネーブ州でしか認められない最高峰の品質証明「Poinçon de Genève(日内瓦印)」を取得。振動数は3Hz(21,600 vph)、動力備蓄は72時間と、現代的な実用性も兼ね備える。
裏蓋もサファイアクリスタル製で、表側とは異なる角度からスケルトン構造を鑑賞できるのも魅力だ。
💎 限定28本、価格は約130万円
本作は世界限定28本のみの超希少モデル。中国市場での公定価格は1,301,500元(日本円換算でおよそ2,800万円前後)。この価格設定は、単なる時計ではなく、「ジュネーブの独立製表師が生み出す現代彫刻」としての価値を反映したものといえる。
📝 編集部コメント
「派手すぎる? いや、これがロジェ・デュブイの常識だ」。
このモデルは、クラシックな時計観を完全に打ち破り、機械そのものを芸術作品として昇華させる試みの結晶である。チタンによる軽量性と、スケルトン構造による視覚的インパクト――相反する要素を巧みに調和させたこの一本は、まさに“現代のハイ・オーターサリー”の到達点を示す傑作だ。
所有する者だけが知る、100グラムの“重厚な軽さ”。それは、時計を超えた、新たな価値の在り方を提示している。